デマレージ vs ディテンション:フリータイムという時計。
フリーデイズは発注書やキャリアの条件に記載されています。しかし、誰も見ていない間に料金は発生し始めます。
要点。フリータイムとは何か、デマレージとディテンションの違い、カウントが始まるタイミング、一般的なフリーデイズ、そして原材料・コモディティの輸入業者がこれらの費用を回避する方法をご紹介します。
2つの時計
- デマレージ — 荷揚げからのフリーデイズを過ぎてもコンテナが港・ターミナル内に留まっている状態。キャリアまたはターミナルが、コンテナ1本あたり1日単位で課金します。
- ディテンション — フリーデイズを過ぎても、港外(倉庫やトラック上)にあるコンテナが空バンとして返却されていない状態。キャリアが課金します。
アジア航路では、「デマレージ・ディテンション合計14日」のように統合したフリータイムが一般的ですが、「7+7」のように別々に設定される場合もよくあります。いずれの時計も、貨物単位ではなくコンテナ単位で計算されます。
カウントが始まるタイミング
デマレージのフリータイムは、通常は船からの荷揚げ時、場合によってはその翌日から始まります。通関の完了を待ってはくれません。フリータイムが7日の航路で輸入申告に6日かかると、コンテナをトラックで搬出できる猶予は残り1日しかありません。だからこそPacificaは、フリータイムが残り4日を切っても通関が完了していない貨物をアンバー表示にします。
費用の実態
料金は段階的に上昇します。フリータイムを過ぎた最初の数日は控えめな日額ですが、その後は2倍、3倍と跳ね上がります。混雑する港で40フィートコンテナ1本を10日超過させただけで、海上運賃を上回る費用になることもあります。この費用は数週間後にフォワーダーの請求書として届くため、誰もその原因となった注文と結びつけないまま支払われてしまうことが少なくありません。
輸入業者による回避方法
- 船が到着する前に、貨物ごとのフリーデイズを把握しておきましょう。発注書、予約情報、キャリアの料金表に記載されています。
- ETAまでに書類一式を揃えておきましょう。通関が滞る主な原因は、原産地証明書の未提出です。
- コンテナが海上にある間に、通関業者と輸入通関の手配を事前に済ませておきましょう。
- トラックの手配と空コンテナ返却を同時に予約します。
- デマレージとディテンションを注文のコスト項目として記録し、着地原価を正確に把握し、傾向を可視化します。
Pacificaは船積みごとにフリータイムを表示し、荷降ろしからカウントダウンし、期限切れ前に警告し、ブローカーとフォワーダーのメールを注文に紐づけて保存するため、請求が届いた場合でも経緯を確認できます。
よくある質問
フリータイムとディテンションは同じものですか?
いいえ。フリータイムは猶予期間であり、ディテンションはその期間を超えてコンテナを港外に留め置いた場合の費用です。デマレージは猶予期間を超えてコンテナを港内に置いたままにした場合の費用です。
通常、フリーデイズは何日ですか?
一般的に、仕向地でのデマレージは7〜14日、ディテンションも7〜14日ですが、船会社、航路、交渉内容によって異なります。大口荷主はより長い期間を交渉で獲得します。
フリータイムには週末も含まれますか?
通常は含まれます(暦日でカウント)。ただし船会社のタリフによっては営業日でカウントする場合もあるため確認が必要です。
FOB条件の場合、デマレージは誰が負担しますか?
仕向地でのデマレージはインコタームズに関わらず輸入者が負担します。インコタームズが決めるのは誰が予約するかであり、仕向地での遅延の責任者ではありません。